ある施術院にわたしが初めて行った時、こんなことがありました。
店舗は繁華街の真ん中にあって、夕方だったせいか少し混んでいました。
質問表を書いて担当の方に渡すと、チラッと読んで「肩と腰が痛いんですね」と言うやいなや、カウンセリングなしに施術がスタート。
その日は肩がとても凝っていたので、「もう少し強くてもいいですよ」と話したのですが、担当者は無言。
逆に腰の施術はなぜかやけに痛く感じたのですが、また黙殺されるとイヤだなと思い、つい我慢してしまいました。
そんな時、カーテンごしのお隣にちょっと不穏な雰囲気が。
悪いと思いつつ耳をそばだててみると、こんなやり取りが聞こえてきました。
「わたしはこのやり方でしか施術しませんから、気に入らなければここで施術を止めましょうか?」
「えっ?そんな、もっと腰を多くしてって言ってるだけでしょ…」
結局再開してもらったようでしたが、ちょっとかわいそうになってしまいました。
でもこちらも痛みをやり過ごすので精一杯。
時間が経つのが長く感じられました。
それっきり通わず、お店はその後1年ほどして撤退していました。
施術にはそれぞれセオリーがあり、わたしたちのワガママに対応できないことがあるのはわかります。
ですが、素人だからとコミュニケーションを拒否されてしまうと、不満だけが残ってしまいます。
これは一番極端な話なのですが、いかにも「習った通りのプロセスでやっています」といった感じで機械的に施術され、かけてくる言葉さえマニュアル化しているのではないかと疑ってしまうようなことも、フランチャイズ展開している施術院などで何回かありました。
お客の声にきちんと耳を傾けてちゃんと返事してくれる施術者だと、やはり安心できます。
それぞれの体調に合った施術をしてくれるかどうかを見極めるためにも、できるだけ担当者と会話をしてみることが大事ではないでしょうか。