いくら腕のよい施術師の方にじゅうぶん体をほぐされても、その効果はずっと続くわけではありません。
術前と変わらない生活をしていれば、あっという間に元へもどってしまいます。
症状が出てからの期間が長ければ長いほど、歪みのクセは強いもの。
一晩たてば体は、また元のクセに戻りたがってしまいます。
原因が猫背や座り方など姿勢の悪さにある場合、姿勢を直さずにいれば、あっという間に元通り。
筋肉の衰えが原因ならば、弱った筋肉を強化するよう鍛えていく必要があります。
親身になって体のことを考えてくれる方ほど、できるだけ長く快適さが続くよう、施術後のアドバイスに時間を割いてくれるはずです。
体を歪ませない姿勢のとり方、筋肉を硬直させないように行うストレッチ、体を温め、適度な運動にもなる体操など、恐らくどれも簡単で効果的なものですから、ちゃんと実行していくことが肝心です。
店から帰宅したあと、体がだるくなったり熱を帯びたりしたことはありませんか?
施術のあと、一時的にいつもと少し体の調子が違ってしまうことがあります。
これは一般的に「好転反応」というものです。
施術は、もともとわたしたちの体が持っている自然治癒の能力を高める手助けをする潤滑油のようなもの。
その刺激を受けて、自分から良くなろうとしていき、筋肉の違和感や風邪のような症状が出てくると考えられています。
よい施術師の方であれば、術後にあらわれる好転反応についても説明してくれるでしょう。
ちなみに、俗に「もみ返し」と呼ばれる術後の筋肉痛は、必要以上に力を込めて筋肉に刺激を与えたために起きる炎症です。
施術後少したってから起き、動かすと押された場所などに痛みを感じます。
わたしたちはつい、刺激が強いほど効くような錯覚に陥りがちですが、それはただ体を痛めるだけに過ぎません。
強すぎる施術は決して我慢しないで、きちんと伝えましょう。